肩・膝・スポーツ関節鏡センター

肩・膝・スポーツ関節鏡センターとは

OUTPATIENT DOCTOR

肩、膝の関節疾患、スポーツ障害に対し、関節鏡手術治療を主体とした、より専門的で安全な医療と信頼度の高いリハビリテーションの提供を行うことを目的とした専門外来です。

関節鏡視下手術とは

関節鏡視下手術の様子

皮膚に数か所小さな穴をあけ、そこから関節内に光ファイバーと小さな高機能カメラで作られた内視鏡を挿入することで、直接損傷部位を修復したり、不要な損傷組織などを摘出・除去することのできる手術です。
テレビモニターに拡大して映し出すことで、関節内の状態を詳細に観察できます。
正常組織を傷つけないこと、手術後の傷跡が小さいこと、短期の入院で手術を受けられることなどの利点があります。

患者さまへお願い

関節鏡センターは関節鏡視下手術治療を主体としております。診察の結果、手術加療が必要でないと判断された患者さまは他整形外科医師の診察へ移行をお願いする場合がございます。関節鏡視下手術治療をご希望される、より多くの患者さまの診療を円滑に行うため、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

坂井医師の診療予約について

初診・再診ともに完全予約制の専門外来となっております。必ずお電話にて予約をお取り下さい。紹介状のない患者さまは、他の整形外科医師の診察、画像診断、注射治療などを経て、坂井医師の診察が必要と判断された時点で坂井医師の専門外来での診察となります。
紹介状のある患者さまは、当院の地域連携室にて予約をお取りしていますのでご連絡下さい。
外来診察は手術説明やご家族への病状説明も同時に行っており、予約時間を超えてお待ち時間をいただくことがあります。
関節鏡センタースタッフ一同、お待ち時間の短縮について日々工夫をさせていただいておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

肩・膝・スポーツ関節鏡センターの主な手術内容

腱板断裂/肩関節拘縮/インピンジメント症候群/反復性肩関節脱臼関節唇損傷/石灰性腱板炎 等
半月板損傷/前十字靭帯損傷 等
その他スポーツ傷害に対する手術

年度別手術件数

肩関節2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
腱板修復術(ARCR)123149140158173
関節唇形成術(反復性脱臼 SLAP等)108161315
鏡視下授動術(凍結肩)1526242612
その他(石灰切除術・鎖骨遠位端切除術など)32544
リバース型人工肩関節(RSA)817141615
合計件数159202199217219
肩関節2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
半月板修復術72224
前十字靭帯再建術9631411
その他(滑膜切除等)511727
膝関節合計件数2119121822
その他2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
その他外科手術等34

合計手術件数

2023年度合計手術件数 239件
2024年度合計手術件数 244件

※手術適応の詳細は、診察時に医師にご相談いただくようお願いいたします。

リハビリテーションについて

リハビリテーションセンターの写真

関節鏡センター所属の理学療法士が行っております。
手術前から医師とカンファレンスを行い、手術前の機能評価、必要に応じて手術前からリハビリテーションを行い、術前から術後まで機能解剖や手術内容を熟知した経験豊富なスタッフが対応致します。
リハビリテーションの内容はオーダーメイドとなっており、個々に応じたリハビリの提供を心掛け、患者さま個々の社会復帰、スポーツ復帰の目標を設定しリハビリテーションを行います。
リハビリの頻度や終了時期も、主治医とカンファレンスを行い、患者さまの治療経過に応じて決定します。
詳細は、担当理学療法士、または主治医にお尋ねください。

スポーツ外来のご案内

村上医師を中心に、医師、理学療法士が共同し、リハビリテーションによるスポーツ障害予防と治療に取り組んでおります。成長過程や外傷後に起こる、一時的な筋や関節の柔軟性の低下・筋力のアンバランス。
関節の動きの低下・感覚の低下などの問題点を確認しながら、運動指導や徒手療法を行いスポーツ活動の継続と復帰をサポート致します。

センター構成職員

センター長(担当医)坂井 邦臣(さかい くにおみ)
スポーツ外来専門
(非常勤・水曜)
村上 成道(むらかみ なるみち)
関節鏡センター専任理学療法士
兼 センター長補佐
渡邉 智恵
関節鏡センター専属事務東 幸恵
理学療法士4名関節鏡センター・くろさわ病院兼務